2005年10月31日

オータムクイーンズ短評


ベストアマ:松田華奈

 高木まき子のオープン戦連勝で幕を閉じたオータムクイーンズ。これで2005年ランキングは高木が大谷晃央を10ポイント交わしてトップに立ちました。ランキング争い、高木、大谷の一騎打ちになれば、12月の西日本ツアー最終戦までもつれる可能性も出てきました。今回はプロアマ含めて90名がエントリー。JOを抑えて今年最も参加人数が多かったわけです。東日本の数少ない女子オープン戦。これで来年はG2昇格もあるのではないでしょうか。また、北陸オープンに続いて今回もアマチュアが活躍。松田華奈選手は遠く九州(!)からの参戦でした。12月はプロテストを受験するとか。松田を含め、シングル32には5名のアマチュア選手が残りました。プロ勢も気合を入れなければいけませんね。
 今回の高木、不思議(?)な勝利でした。初戦でベスト32に残った中島美秀アマに敗れると、敗者側を3連勝で勝ち上がり。決勝シングル一発目はヒルヒルに追いつかれたところで山口美智子がブレイクスクラッチ。決勝日初戦は、絶体絶命のヒルヒル9番を光岡純子がミス。準決勝では梶谷を力で抑え込み、決勝は5−5から曽根恭子の9番ミス2連発で勝利。北陸準決勝の兼子戦も相手の自滅を誘っての勝利でした。相手にプレッシャーをかけるのも実力のうち。このあたりが高木の強さの秘密かもしれません。
 それにしても、やっぱり「9番を抜いては勝てない」のです。日台若手対抗戦の井上、昨日の光岡、曽根。本人が一番わかっているでしょうが、それぞれ普段なら絶対あり得ない9番を抜いて、大金星を逃してしまいました。光岡があの9番を決めていれば、高木の優勝はなかったのです……。やってしまったものはどうにもなりません。後はこの経験が次に活かされることを祈るばかり。今週末は全日本選手権前の最後の前哨戦、全日本女子プロツアー第3戦が大阪のSUNで行われます。高木、大谷、梶谷、三人のランキング争いはいよいよ熾烈になってきました。来週も「On the hill !」速報をお楽しみに!
posted by mathilda at 16:15| 新潟 ☔| 国内プロ公式戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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