
ベスト8:
ロベルト・ゴメス vs リッキー・ヤン
ジミー・ジャスマン vs ダーミンハー・シン・リリー
趙豐邦 vs リー・ヴァン・コルテッザ
張榮麟 vs バーナード・テイ
初日解説: アジアツアー過去最高レベルの激渋台。渋ければ渋いほど技術の差が出るはずなのですが、第3戦初日は波乱が数多く起きました。
なんと言ってもこの日最大のドラマは楊清順ヒルヒル9番ミス。一昨年の8ボール世界選手権ベスト16、ヒルヒルでのホーマン8番ミスを思い出しました。あれほどの名手にも魔が差すことがあるんですねえ。気持ちリズムが速かったようです。第2戦で久々の優勝を飾り、テンションも下がっていたのでしょうか。
前日練習から不調に見えた呉珈慶。初戦こそ1−5から捲りましたが、ジミー・ジャスマン戦はヒルヒルに追いつく4番をやってしまいました。激渋台でブレイクが入らず、ソフトブレイクに切り替えた呉珈慶。それが好結果を生まないことは、フィリピン世界選手権のアルカノ戦で学習済みだったはずなのに……。
オランダから一度フィリピンに帰国し、前日夜会場入りしたロニー・アルカノはコンディション調整に失敗か。オランダはあまりに遠い……。北京に一度戻った李赫文も負け負け。長距離移動は目に見えないところで体調をおかしくしてしまうのでしょうね。
それにしても、上の山は楊清順、呉珈慶、アルカノが消えて凄いことになってます。ロベルト・ゴメス vs リッキー・ヤン、ジミー・ジャスマン vs ダーミンハー・シン・リリー。実績なら昨年第4戦で準優勝歴があるリッキー・ヤンですが、ロベルト・ゴメスに勢いがありそうですね。ゴメスはフィリピン世界選手権ステージ1初日、大井直幸(FLANNEL)を決勝で倒してステージ2に進んだ選手です。
下の山は台湾勢が二人。注目はやはり趙豐邦 vs リー・ヴァン・コルテッザ。これがおそらく第4試合に組まれるでしょう。パトリック・オーイとのヒルヒル死闘(最終ラック、オーイがノーインから裏マス!)を制した張榮麟の準決勝進出は固そうです。パトリックが消えて、地元マレーシア選手は全滅です。
さて、あと一歩で結果を出せない大井直幸(FLANNEL)について。4月からの海外4戦、マスターズで若さを見せた以外は、決して力負けしている感じはありません。むしろ回を追う事に力をつけているように思えます。アジアツアー3戦、勝負の女神がほんのちょっと微笑めば、結果はまったく違っていたでしょう。それが国際舞台デビュー1年目のつらさ、厳しさなのです。ですが、大井には“若さ”という強い武器があります。それはつまり、経験という伸びしろを期待できるということです。アジアツアーはまだあと2戦あります。JPBA史上最年少でランキングトップに立った男が更なる成長をアピールするには多すぎるくらい。まだまだグランドファイナル進出の可能性は十分あります。「On the hill !」としてはSHOT GUNの大爆発を待ちたいと思います''^_^
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Guinness 9-Ball Tour第3戦/2007年6月:
★2007年大会日程
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