ショットクロックはデジタル表示
ちょっと息抜き話でも''^_^ これまであまり詳しく解説したことがなかったと思うので、マスターズのタイムスケジュールについて書きたいと思います。
マスターズは一日2セッション。1セッションは4時間で、3試合組まれることが普通です。今回は8先交互ブレイクですから、1試合、最高15ラックになります。15ラック x 3で45ラック。1ラック5分で計算すると、45 x 5 = 225分、3時間45分になります。試合間の休憩その他で15分遣うと考えれば、ぴったり4時間。つまり、マッチルームスポーツは9ボール1ラック5分を基準として考えているわけです。8先なら最長1時間15分、9先なら1時間25分になる計算です。
これはマスターズに限らず、ワールドプールリーグ、World Cup of Pool、といったマッチルームスポーツのイベントも同様です。9ボール世界選手権のみこれまでタイムが入りませんでしたが、昨年の決勝が17先とはいえ3時間40分オーバーの超ロングマッチになりましたから、今年からタイムが入る可能性はないとは言えませんね。ちなみに先日の台湾女子TVマッチでは、1試合9先で1時間40分(タイムアウト、試合間を含む)が割り当てられていました。やはり1ラック5分が基準。
ショットクロックは45秒の1ラック1エクステンション。今大会は上記写真のように、残り時間がデジタル表示されていました。残り10秒になると警告のブザーが鳴るのですが、これがまさに“警告”といっていい音で、その選手のプレーが遅いかどうか、観客は否が応でもわかってしまうわけです。今回の16人で最もブザーを鳴らしていたのはタイラー・エディだったでしょうか。
トニー・ドラゴ
ちなみに、ここ数年のマスターズで毎回ギャラリー一番人気になるのがトニー・ドラゴ。彼の“光速マスワリ”に会場は割れんばかりの大喝采で応えます。この光景はちょっと日本では見ることが出来ませんね''^_^ ドラゴ本人によれば、今年の男子9ボール世界選手権(マニラ)の後、来日の予定があるそうです。全日本選手権参戦か!?もしそうなったら是非、生で彼のプレーを楽しんでください!
“速くて巧い” これが世界で勝つための最低条件だと言えるのではないでしょうか。
2007 World Pool Masters/2007年6月:
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