今年のジャパンオープン、2日目(男子)と決勝日から計8試合の注目カードをピックアップ!今日は20日(日)、男子ベスト32〜128からの4試合です!
【ベスト128:ロドニー・モリス vs 川畑直弘】
“今回のジャパンオープン(JO)には沖縄県勢が13名エントリーし、その主力格の1人である川畑直弘が「大好きなプレイヤーの1人」であるR・モリス(アメリカ)とベスト128で対戦。序盤に硬さからか川畑に3度のミスが出てしまい、モリスに1-5とリードを許してしまいます。以降は本来のペースを取り戻した様子の川畑アマでしたが、好機がほとんど訪れず、1-9のスコアで敗れました。しかし勝敗以上の収穫が試合にはあります。不慣れなコンディション、ビッグネームとの対戦、桁外れの重圧。そんなJOならではのシチュエーションで得る経験は、必ずや次なるステージに導いてくれることでしょう。皆さんも次のオープン戦に出てみませんか?”
【ベスト32:L・V・コルテッザ vs 松村学(Adam)】
“初のニューピアホールを目指すプロ6年目の松村学が、昨年準優勝のL・V・コルテッザと対戦しました。序盤から僅差ながらもリードを守り続けた松村が、7-5とリードを広げるはずだった第12ラック目にドラマは起こりました。メカニカルブリッジを用いて球を沈めた直後に、コルテッザから“二度撞きファウル”との指摘。ジャッジのレフリーも呼んでいなかったため、松村は自身はセーフプレーであったと自信を持っていたが、「相手のコルテッザがフェアな選手である」という認識から、その指摘を受け入れました。結果、二度と立ち上がる機会はなく、そのまま6-9のスコアでゲームセットに。今年の関西オープンでも3位入賞を果たしている松村。この経験も糧にしてブレイクすることを祈ります!”
【ベスト32:大井直幸(Flannel/Justdoit) vs 高野智央(Adam)】
“ベスト32の回転は、とびきりエキサイト! 勝てば特設、負ければ終了。選手にとっては厳しい重圧がかかる場面でもあります。一方で日本人有力選手同士が“残念な”潰し合いも多く実現してしまうのがこの回転です。旧知の盟友で日頃から仲が良く、この日もお揃いのグローブ(OWL)を使用する大井直幸と高野智央がここで激突。先手を取ったのは高野(2-0)でしたが、大井のマスワリラッシュで瞬く間にスコアで抜き去られてしまいます。終盤にまわってきたチャンスで、高野の爆発が期待されましたが、好機を生かすことが出来ず、大井が9連取という結果に終わりました。シーズン後半、そろそろトモヲの爆発に期待しましょう!”
【ベスト32:田中雅明 vs 西嶋大策(Adam/Mecca)】
“このカードも非常に“残念な”ベスト32でした。2009年にJOで3位(日本人最高位)につけ、年間ランキング1位に輝いた田中雅明が優勝候補の1人だとしたら、対する西嶋大策も本命格の優勝候補。だって11年前、まだアマチュアの時にJOで優勝しているのですから。またこの対戦は手球のアーティスト系東西代表戦と言っても良いでしょう。無段階で備えるヒネリ具合や、「ボール2個半分引く」みたいな、繊細なショットの攻防には、プロ仲間たちも大勢が見入っていました。試合の方は4-4まで均衡を保った後、西嶋が一気に4連取でリーチ! しかし田中も負けじと4連取でヒルヒルに突入します。そして最後はブレイク2個インから、丁寧にマスワリで締めた田中が特設行きを決めました。”
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JPBA:第27回 Japan Open 結果
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