2010年09月09日

World Cup of Pool'10:勝敗を分けるのは

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「昨日の敵は今日の友」スロヴェニア選手と共に台湾戦を観戦
(視線の先にはモニターがあります)


ベスト16(8先):日本時間9月9日(木)19時〜
日本 vs 台湾


 筆者は将棋ファン、いや将棋観戦ファンだったりします。実際に自分が差すことはほとんどないし、棋力もド初心者なのだけど、ネットで棋譜中継される将棋を観るのは大好きで、某キューメーカーのW氏とタイトル戦の現地解説会に足を運んだことすらあったりする。他人の速報は最高!(笑) 今日は羽生先生の19連覇がかかった王座戦第一局が始まったところ。遠くマニラから、もうすぐなくなってしまう赤坂プリンスの対局室に思いを馳せているわけです。

王座戦中継サイト

 で、その将棋界には「最後に悪い手を差した方が負け」という言葉があります。文字通り、どんなに優勢に戦いを進めても、最後の最後で間違ってしまえばそれで終わりという意味。これ、実にそのままビリヤードに置き換えられる言葉だったりします。「最後にミスした方が負け」

 昨日のイングランド vs カタール、日本 vs スロヴェニアの2試合は、まさにその言葉通りの結果となりました。カタールと言えば、World Cup of Poolにおいては出れば負けの超安パイ。スロヴェニアもヨーロッパ予選を勝ち抜いたチームで、国際的な実績はゼロ。日本戦の第2ラックで、イリーガルブレイク後の配置から1番を見落として2番を撞いてファールするくらい緊張しまくってました。イングランド&日本、勝負事に絶対はないとはいえ、共に気持ちは次のベスト16へとんでいたことでしょう。
 しかし、ビリヤードというのは不思議なゲームで、どんなスーパーショットで入れて出そうと、穴前をチョンと落とせばポジション出来ても、そのゲーム上での価値は同じ。逆に先玉をとばした場合では、イージーに残ることもあれば、狙ってもまず出来ない厳しいセーフティになってしまうこともある。つまり、幸運の女神がブリッジで微笑んでいてさえくれれば、ある程度以上のレベルの人間同士なら非常に差がつきにくいゲームなのだ。もちろん、その反対に実力拮抗と思われている対戦で大差がつくこともしばしば。勝者ブレイクならなおさらだ。
 TVだから1ラック練習すら出来ず、ペアマッチだから撞き番も通常の半分しか回ってこない。栗林のセーフティはことごとくイメージ以上に転がってしまい、相手にイージーを残す結果に。ピーチも捻り加減に苦しみ、びっくりするようなミスを繰り返した。イングランド&日本は見事にこのバッドスパイラルにはまってしまい、幸運の女神はカタール&スロヴェニアに微笑み続け、遂に勝負はギリギリのヒルヒルに。だが最後の最後、それまで憎らしいくらいに上手く隠れていたカタール&スロヴェニアのセーフティがわずかに甘くなる。イングランドの3番、日本の4番、出しを考えれば決してイージーな球ではなかった。だが、両チームとも最後に一瞬立ち止まった幸運の前髪を握って離さず、薄氷の勝利を手に入れたのだ。金星を逃したカタールチームは、ナショナルコーチの藤間一男氏の前で半泣きだったそうだ。
 さて、最後の最後に勝負を分けたのは何だったのか。もちろん、技術の差にその理由を求めるのは簡単だしそれが正解だろう。だが、それだけではなかったように筆者には思える。最終ラックのカタールの3番、あれは縦バンクに行けたのではないか?だが彼は攻めを選択出来なかった。何故?それは、あの場の雰囲気、四方をギャラリーに囲まれ、明るく照らし出されたTVテーブルで、最後の最後までそこを自分の場所と思えなかったから。あの場の空気を自分の味方に付けていたら、勝負の縦バンクは間違いなく入っていただろうと思う。あるオリンピック金メダリストの言葉、「昔は会場内の大声援に緊張して頭が真っ白になっていましたが、今ではこの大声援のすべてがわたしへの応援だと感じられ、普段以上の力を出すことが出来るのです」 カタールはギャラリーの歓声を自らへの応援と取ることが出来なかった。そして、スロヴェニアも同じ結末を自ら選んでしまった。彼らは、幸運の女神に微笑み返す余裕すら失っていたのだろう。女心と秋の空。そしてそう考えてくると、日本の勝利を決めたのは、“GO JAPAN!”という選手入場での大井の雄叫びが決定打だったようにすら思えてくるのだ。あの一声で、フィリピンギャラリーはすべて日本の味方についたのだから。マッチルームスポーツをして、“the flamboyant”(鮮やかな、不敵な)と形容させた、大井の面目躍如といったところだろうか。TVテーブルでは、ギャラリーの存在をどう受け止め、如何に味方に付けるかも重要な要素。そしてそれが世界で一番上手いのが、エフレン・レイズなのだ。
 さあ、台湾戦。World Cup of Poolでの台湾は初年度06年のベスト8が最高。その後は16,32,16,16と、楊清順&呉珈慶なんていう最高ペアで挑んで来たにしてはびっくりするような不振が続いている。初出場コンビの柯乗逸&張榮麟だが、やはりというか、憎らしいくらいに上手い。対する日本チーム、大井は07年に川端と組んでベスト4、08年にも同じペアでベスト8に残っているから、“World Cup of Pool男”と言っていい実績だ。栗林も今年のマスターズで準優勝、実績&経験で台湾に決してひけは取らない。
 さて、幸運の女神はどちらに微笑む?

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posted by mathilda at 12:53| 新潟 ☁| World Cup of Pool'10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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