
福家美幸(Mezz)
7月25日は九州レディース(別府)とグランプリウェスト第4戦(京都)が開催されました。また、24日よりGuinness World Seriesのステージ1がジャカルタで始まっています。mathildaは九州の方に行っていたのですが、簡単に週末のことを振り返りたいと思います。

安部五月
九州レディースの予選は9ボールの6先。これだとアマチャアがもっと活躍して良さそうなものなのだけど、今回はプロのランキング上位勢が強かった。オープン戦でアマチャアが一人も敗者最終に進めなかったというのもちょっと珍しい。

夕川景子
記事ネタとしては、今回は福家美幸(Mezz) vs 夕川景子の決勝対決に尽きてしまう。福家美幸(Mezz)はアジア大会代表の座をゲットした光岡純子(Mezz)、セントラル決勝で苦杯を舐めさせられた河原千尋(Mezz)を倒しての決勝進出。それにしても最近の福家はエンジンの掛かりが遅い。土曜日もあわやのシーンがあったのだが、シングルに入ると人が違ったようになる(笑) 決勝までの3試合は実に危なげない戦いぶりだった。

藤井寛美(Justdoit)
昨年前半、女子ツアーの中心は福家と夕川だった。08年度のランキング1位を達成し、福家が関西9ボールOP三連覇(ベスト8で夕川に勝利)を果たした時は、“福家時代”がやって来たと思わされたものだ。しかし、2月の沖縄ツアー決勝、3月ジャパンOP準決勝、4月の富山ツアー決勝と、福家は勝負所で夕川に3連敗を喫し、長いトンネルに入る。結局福家の09年シーズンは関西9とオータムの2勝に終わり、ランキング1位も梶谷に奪回されてしまった。しかし、実力者は必ず復活する。6月のセントラルで準優勝、7月富山ツアーで優勝と調子を上げてきた福家。勝てば自信が深まり、更にキューが伸びて負けなくなる。決勝前、昨年は夕川に1勝4敗だったけど、どう?と福家に聞いてみたが、「今年は2連勝してます。苦手意識はなくなりました」との返事が。

中野正美
対する夕川の強みは、どんな時にでも次の一球に集中出来る強さ。相手は関係ない、自分の球を撞くのみという姿勢を常に貫ける夕川は、プロとして本当に素晴らしい。昨年11月、単身瀋陽女子9ボール世界選手権ステージ1に参戦し、見事本戦出場権を獲得したのはまさに夕川の面目躍如といった快挙だった。

新保まり子(Adam)
この両者、共に体格は大きくない。だが、その球撞きは実に力強くて鋭い。二人のプレー写真を撮っていると、視線で射殺されそうな気にさえなってくる。ちなみに、世界女子でもっとも眼力が凄いのは金佳映。二人がバシバシと9ボールをポケットする音が実に心地良い決勝戦は、6-3リーチの時点で勝負は決まったかに思われたものの、夕川が粘ってヒルヒルに持ち込む。点差に球撞きが左右されないこと、これぞ夕川の真骨頂!以前、福島のツアーで、夕川がベスト8から3戦連続でヒルヒル勝ちして優勝したことがある。試合後に夕川にそのことを聞くと、「覚えていない」との答えが返ってきた……。類い希なき集中力。そこに夕川の強さの秘密がある。

中島美秀(Adam)
だが、この日の福家はまっすぐな夕川に怯まなかった。昨年、夕川に連敗していた時は後半で中途半端なショットが出ることもあったが、この試合では追いつかれても慌てず、最後はフリーボールからきっちり取り切ってみせた。腹切りバンクや空コからのサイドインなど、決勝でスーパーショットを連発したのは夕川だったが、9ボールというゲームは、やはり決めるべきショットを確実に決めていった方が勝つゲーム。夕川の最後のスクラッチは責められない。やはりそこからプレッシャーに怯まなかった福家の強さを讃えるべきだろう。福家だって、決勝ヒルヒルで9番入れラッチで負けたこともあるのだから。

9番腹切りサイドバンクを決める前の渡辺哉子!
昨日のJPBA男子西日本ツイッターを見ると、決勝開始のツイートが20時53分で、川端聡(Adam)優勝のツイートが21時21分。スコアが7-0だったわけだから、9ボールより1個多いだけの10ボールだったとはいえ、1ラック3分平均しかかかっていなかった計算になる。マスワリ何発?一体ブレイクでどんだけ入れたんですか?(笑) 決勝の様子はまだ誰からも聞いていないので、今晩本人からじっくり聞いてみたいと思います。
Guinness World Seriesステージ2に出場する川端聡(Adam)と大井直幸(Flannel)、&mathildaは今晩深夜に関空を出発。27日昼にジャカルタ到着予定です。本戦は29日スタート。64名が優勝賞金40,000ドル目指して戦います。フォーマットはWPA10ボール。ジャカルタは07年のGuinness 9-Ball Tourで大井と行って以来。暑いんだろうなあ……。
Guinness World Seriesステージ1には高野智央(Adam)と津堅翔が参戦中。ワールドクラスの強敵揃いの中、さすがに苦戦しているようです。ですが、こういう厳しいところを勝ち抜いてこそ世界での評価が高まり、今後の戦いのプラスになっていくのです。今週末のグランプリイースト参戦を断念して、背水の陣でジャカルタに乗り込んだ2人です。ホント、頑張って欲しい。
グランプリウェストに関してはこれまで散々酷いコメント書き込みに悩まされてきましたが、JPBAツイッターを始めたことでようやくその心配がなくなりました。正直、このことが先週末最大の成果かもしれません。

なんと、彼女17歳です!!

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ハウス要項
大会日程
2010年7月: