開場を待つ人々:2005アジア9ボールツアー/マニラ
Manila to host World Pool Championship(英文)
2006男子9ボール世界選手権はフィリピン開催?今年の一月にも同様の情報をお伝えしましたが、今度はAZbilliardsにレポートが載っています。これによると、男子9ボール世界選手権をプロモートしてきたマッチルームスポーツ代表のバリー・ハーンと、プール部門ディレクターのリューク・リッチーズ(昨年のCUE's、ワールドプールマスターズ特集号にインタビューが載っています)の二人が来週にもマニラを訪問、フィリピンビリヤード界の“ゴッドファーザー”プーヤット氏と交渉をおこなうとあります。これまでに何度も浮上しては消えた“幻のフィリピン世界選手権”。先日の台湾では、今年も高雄で決まりという話も聞いたのですが……。
それにしても、問題となるのはIPTとの日程バッティング。現段階のスケジュールでは、IPT第3戦イギリスが10月29〜11月5日、男子9ボール世界選手権が11月4〜12日となっています。まさかフィリピン開催なのに、レイズ以下のフィリピントップ選手がIPTで不参加というわけにもいかないでしょう。どちらかが日程をずらすか、期間を短縮させるかしかないのですが、果たしてどうなる。先週のAZbilliardsにはプーヤット氏がIPTを賞賛する記事(下記リンク参照)も載っていましたので、フィリピンとIPTはうまく話し合いが出来るかもしれません。さて、フィリピン、マッチルーム、IPTでうまく話がまとまり、無事“フィリピン開催”となるでしょうか。三者の話し合いの方向によっては、WPAの冠が外れることすら考えられますから。
ちなみに、もう一つ忘れてはならないことがあります。それは現段階のスケジュールで、世界選手権の直後、11月13〜19日には全日本選手権が入っているということです。ご存知のように、日本国内において、全日本選手権のように特設会場を使用する大会の日程を変更するのは至難の業。かりに世界選手権の日程を後ろにずらすことにでもなったら……。世界の情勢はめまぐるしく動いています。にもかかわらず、日本の国際対応はお世辞にも「迅速」とは言えないのが現状。IPT問題への対応を見るまでもなく、果たしてこのままで日本は大丈夫なのでしょうか?今後の世界の動きには要注目です。
Puyat Praises International Pool Tour(英文)