2010年03月23日

“2010 PartyPoker.net World Pool Masters”日本予選終了報告

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 9ボールフットの10先交互ブレイク、そして16時間にも及んだ激闘を思えば、勝った人間の技術、体力、そして精神力を褒め称えるのは当然のこと。栗林達(Justdoit/Mezz)、羅立文(K.Andy)、本当におめでとう(^o^) あなたたちは本当に強かった。

 ジャパンオープンをベスト4まで戦い、この日も決定戦に進んだ栗林の体力は素晴らしい。準決勝の柴田裕介戦では同郷の後輩だけには絶対に負けたくないという意地をみせ、決定戦後半ではこれだけ長い時間戦った上でまだやれるのかと、見ている方が呆れるくらいのスーパープレイで、05年マスターズのリベンジに燃える川端を葬って見せた。栗林の試合後の一言を紹介したい。こんな格好良い台詞は本当に久々に聞いた思いがする。
「絶対にあいつ(大井)にはこれ以上置いて行かれたくなかった」
 良き友にして良きライバル。日本の二人は切磋琢磨して、きっとラスベガスで結果を出してくれるはずだ。
 会場のハイランドをホームにするとはいえ、羅の技術の高さはさすがの一言。準決勝の津堅翔戦で二人が見せた壮絶なマッチレースは今大会のベストマッチと言っていい好ゲーム。二人で何発マスワリ出し合ったんだ?ギャラリーには交互ブレイクの面白さを十分に堪能して頂けたと思う。羅は今年これですでに4勝(セスパカップ、関西9、GP第1戦、今回)。勝ちまくる羅が世界でどれだけ通用するか。マスターズ本戦は格好の試金石になるだろう。
 正直、二つの準決勝に登場した8名は誰が残っても不思議ではない強者揃いだった。竹中寛はやはり巧かったし、この3日間好調を持続した柴田裕介も素晴らしかった。「試合に集中出来た」と語ってくれた柴田のこれからが楽しみだ。惜しくも大魚を逸した津堅だったが、準決勝のプレーには本当に興奮させられた。鈴木清司(Adam)の安定したプレーも光っていた。決定戦で敗れた二人。高野は力の差がはっきり出るフォーマットになればなるほどやはり上に上がってくる。しばらく優勝から離れているのが本当に不思議です。そして川端。同年代としてmathildaは、若者に交じってここまで勝ち抜いた貴方を誇りに思います。

 今回のマスターズ日本予選。やらないか?という依頼がマッチルームスポーツから来た時から、絶対にやると決めて動いてきました。32名ごとに1名しか選出できないという予選の規定から、一つ開催出来れば御の字と思っていましたが、望外に2つの予選を開催することが出来ました。開催に尽力して頂いたMECCA、ハイランドをはじめとする関係諸氏に、この場を借りてお礼申し上げます。また、人数とフォーマットの関係から深夜に及ぶ長丁場になってしまったことを、参戦された皆様にお詫び申し上げます。正直10先のシングルという案も捨てがたかったのですが、本番に近いフォーマットを採用しました。ただ、試合内容には満足して頂けたと思っています。交互ブレイクや9ボールフット、スリーポイントルール、様々な改良を加えれば、やはり9ボールは面白いゲームなんです。
 再来月の本戦、もちろんmathildaも同行します。出発が今から待ち遠しいです。

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2010年3月:




posted by mathilda at 11:30| 新潟 ☁| 海外試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする