日本時間8日18時〜
勝者2回戦:赤狩山幸男(TCB) vs マイク・シーゲル
予想外の悪天候で思わぬスタートとなったPredator 10-ball tour Spain。こっちのCNNではずっと降雪のニュースを流していたので、スペインとしても結構な異常気象なんじゃないかな。ちなみに明日は晴れるとか。もっとも、エントリー上限にはほど遠い80名ちょっとの参加人数に留まったことと、テーブル台数が豊富なことから、明日一日でベスト16まで絞り込むことには問題なさそうです。今晩はせっかく時間の余裕も出来たことだし、またブレイクのことなど書こうかな。ちなみにシーゲル様、最初のラックでブレイクスクラッチしたところで試合中断となり、超ご機嫌でした。この話に関してはこちらもどうぞ。
6日夜のプレイヤーズミーティングでの出来事。主催者が「主催サイドの要望により、ソフトブレイクを禁止します」と言った途端、ロドニー・モリス(Kamui)が「なんだ、ソフトブレイクはだめなのか。じゃあ俺は帰るよ」 と言って席を立った。もちろんこれは冗談。会場は笑いに包まれ、主催者が笑いながら「ソフトブレイクはなし!」と再度告げると、拍手まで起こった。皆、ソフトブレイクによって一方的な試合展開になることを望んでいないのだ。今回のブレイクルールは、「1ボールフット、相手ラック、勝者ブレイク、エース無効、ブレイクで3個以上がヘッドラインを通過しなければ選手交代」というもの。この“3球通過ルール”は昨年のWorld Cup of Poolでも用いられ、現在ヨーロッパでは主流になっているルール。mathildaは10ボールでこのルールが採用された試合を目にするのは初めてのことなので、混乱があるかなと少し心配していた。でもヨーロッパの選手がユーロツアーで既に何度も経験済みということもあって、まったく混乱はなし。少なくとも会場にいた間、運営を呼んで揉めることは一度もなかった。9ボールフットだったWorld Cup of Poolでは結構条件を満たせないブレイクがあったけど、1ボールフットの10ボールなので、普通に強く割れば失敗はほぼない感じ。また、選手同士で合意すれば自分ラックもOKで、赤狩山戦でもシーゲルが提案してそうなっていた。ちなみにmathildaは今回もサンプルとしてマルチラックシートを持ってきてあったのだけど、どうやら今大会での出番はなさそう。同じ10ボールの大会だった昨年のマニラ世界選手権でマルチラックシートが採用されたのは、全テーブルに審判が付いていて彼らがラックしていたから。運営担当が3人いるだけで審判は1人もいない状況では、確かに自分ラックの方がスムーズにいく。これまでのところ、今大会はそういった選手個々による大人な試合進行が非常に上手くいっていて、とても“紳士的な大会”になっている。結局どんなルールが採用されるにせよ、参加する選手達が十分に納得する形になっていることが一番大事だということなのかな。さて明日、“ソフトブレイク王子”のコーリー・デュエルがどんなブレイクをするかがちょっと楽しみ♪
赤狩山幸男(TCB)の入ったC組は第1シードのアプルトンが不参加になったので、随分楽な組になったように見える。有名処は、マイク・シーゲルと、08年14-1世界選手権準優勝のフーチー・シー(Mezz)くらいなので、おそらくベスト32進出は大丈夫かな。ま、こんなことは本来書かない方が無難なんだけど、つい書いてしまいました(笑) この組み合わせ、結局非公開で主催者側が決めたんだけど、何故か2回戦でC・ウィリアムズ(Predator)とJ・オーシャン(Predator)が当たっている。せっかく非公開抽選にしたんだから、Predator同士は離せばいいのにねえ。ジャスミン、男子の大会に交ざると女の子に見えます。女子限定の大会では凄まじく男らしいんだけどなあ。ちなみに、テーブル脇の食事コーナーでは、12ユーロ(約1800円)の食べ放題に1本ワインずつが付いてくる!アーチャーのパワーブレイクを鑑賞しながら呑むワインは美味ですよー。呑兵衛のカーリー&マチルダには、スペインは結構住み心地が良かったりして(^o^)
このスコア入力システムは優れもの。ホームページと連動していて、選手がテンキーで入力したデータがすぐ反映されます。パソコンさえ揃えれば日本でもすぐ出来そうなんだけどな。
数字を入力するのではなく、プラスとマイナスで操作するところがポイント。良い仕事してますねえ。
ちょっと目から鱗。逆転の発想というか、素晴らしいキュースタンドだと思います。明日ブースが出たらいくつか買って帰ろうかな。
公式HP
大会日程
2010年1月: