2009年09月09日

World Cup of Pool'09のブレイクルールは日本でも使えるか?

_9066338.jpg

 World Cup of Pool'09のブレイクルールは、
「9番フットラック。ブレイクで3個以上の先玉がヘッドラインを越えなければならない。ポケットされた先玉は数に含まれるが、手玉は含めない。この条件を満たさない場合は相手のオプション。そのまま撞きだすか、プッシュアウトか、パスかを選択出来る。パスされた場合、相手もプッシュアウトを選択出来る。」

 このルールの長所は、とにかくコントロールブレイクが成立しないということ。9ボールフットの場合、カットブレイクで即死が出ることがあるが、そうするとラック全体に伝わる力が弱くなり、あと2個がヘッドラインを越える可能性が低くなる。オルコロなどが何度かカットブレイクを試みていたが、やはりポケットしてもヘッドライン越えに失敗するケースが多かった。よってプレイヤーはハードブレイクを選択せざるを得ない。決勝戦の20ラック中、条件を満たせなかったイリーガルブレイク(ノーイン、ファールを含む)は実に9回を数え、決勝戦では一度も連マスが出なかった。マスワリ連発で突っ走れないとなれば、総合力に勝るチームが上位に来るのは当然。フィリピンB vs ドイツの決勝は順当な結果だと言える。
 ただ、日本でラックスポットシール、マルチラックシートを用いた場合に、果たして同様の結果になるかどうかはわからない。間違いなくカットブレイクでの即死は増えるだろうから、条件を満たす絶妙の角度&パワーのバランスがあっという間に見つかってしまうかもしれないからだ。今大会はレフリーラックで、ラックを叩いてもいなかったため、ラックのばらつきが良い方向に働いていたのは事実だからだ。
 もう一つ問題になるのは、イリーガルブレイクの判定。相手レフリーでやった場合、トラブルになる可能性は否定できない。今大会でも何度か、プレイヤーからの抗議がレフリーにあった。もちろん、一度も判定は覆らなかったが。このブレイクルールを採用するには、レフリーの存在が必須とも考えられる。
 これらのことをまとめると、日本の公式オープン戦でこのブレイクルールを採用するのは難しいと言える。とにかく、レフリーの確保が困難であるという点が厳しいから、予選会場となるビリヤード場では無理かもしれない。しかし、例えば特設会場の決勝シングルで採用するのはありではないだろうか。少なくとも1ボールフットでの単なるブレイクボックス採用よりは、ハードブレイク強制のためには効果的なはずだし、決勝日ならレフリーの手配も難しくないだろう。
 参考資料となる映像はYoutube等にたくさんアップされています。JPBA運営担当の皆様、どうか一度ご検討下さい(^o^)

9ボール:こんな(ブレイク)ルールはどうだろう?【追加動画あり】

大会日程
2009年9月:



posted by mathilda at 13:12| 新潟 ☀| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。