6回の世界選手権準優勝を誇る(?)ジミー・ホワイト
06年ドーハ・アジア大会で丁俊暉を見た時もびっくりしましたが、今回の衝撃はその比じゃないですね。ジョン・ヒギンス以下のメインツアー・プレイヤーは凄すぎます。映像で見るのと生で見るのとでは月とスッポン。彼らは本当に同じ人間なんでしょうか?私は違う方に賭けたい!
揺るぎないフォームから繰り出される完璧なショットの美しさ、構えた時にはポットが確約されているかのような、身体に染み込んだ“絶対厚み感覚”の正確さ、そして、見る者を魅了せずにはおかないプレースピード!ショットクロックなんてないのに、ほとんどのショットで20秒以内ですよ。9ボールよりテンポ良く試合が進むってどういうこと??
スポーツ用語でゾーン、ビリヤードならデッドストロークという言葉が使われますが、彼らは一瞬にしてゾーンに入る術を体得しているとしか思えないです。ポットする時の厚み、力加減といったものを、考えるのではなく“感じて”いるのでしょうね。ブリッジを組む指先から、コンディション情報を汲み上げているようにすら見えてしまいます。
まさに、スヌーカーを代表する最強の“ポッティングマシーン”達ですが、試合開始時間を30分勘違いして、初戦を0-5で不戦敗してしまう人(現世界チャンプ……)などもいて面白い(^o^) 大会2日目の今日も彼らのスーパープレーを楽しみたいと思います。
6-red World GP:写真1
大会日程
2009年7月: