金メダル:チャン・ケンクワン(シンガポール)
11月27日からフィリピンでおこなわれていた「13th Sea Games(南アジア大会)」。レイズ、ブスタマンテ、マナロをIPTに送り、地元開催のここはパグラヤン、ヴァレ、オルクリオ、アルカノといったメンバーで2正面作戦に挑んだのですが……。IPTの結果は既報通りですが、フィリピン、2年前の前回大会に続き、9ボールシングルス金メダル獲得に失敗です。前回はレイズ&ブスタマンテという最強布陣で臨んだものの、レイズの銅メダルが最高。今回はパグラヤン&ヴァレという布陣で挑みましたが、ベスト16でヴァレがマレーシアのイブラヒム・ビン・アミールにヒルヒル負け。パグラヤンまでもがヴェトナムの刺客、ルン・チーズンに9−11で敗れてしまいました。賞金こそ出ないものの、勝てば政府から報奨金が出たと思うんですけどねえ……。金メダルはシンガポールのレフティ、チャン・ケンクワン。今年のアジア9ボールツアーの常連でした。惜しくも銀メダルはヴェトナムのルン・チーズン。4月のバリオープンでの大活躍を覚えていますか?粘って銅メダルはマレーシアのパトリック・オーイでした。3人の共通点はアジア9ボールツアー参戦経験者という点。アジア9ボールツアーがアジア全体のレベルを底上げしている事実は見逃せません。もしSea Gamesがなく、全日本選手権に彼らが来ていたら……。来年が楽しみなような怖いような(汗) ちなみに9ボール・ダブルス(パグラヤン&オルクリオ!)、ローテーション・ダブルス(アルカノ&アンダン)、女子9ボール・シングル(ルビレン・アミット)、女子8ボール・シングル(ルビレン・アミット) と、その他のプール種目はフィリピンが金メダルを独占しています。
銀メダル:ルン・チーズン(ヴェトナム)
銅メダル:パトリック・オーイ(マレーシア)
結果詳細